ActiveImage Protector 2018 Update Virtual Edition リリース
(株)ネットジャパンがエージェントレス・バックアップ機能を追加した、バックアップ/ディザスター・リカバリー製品の新版を販売開始
2019年5月16日
(株)ネットジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蒋冠成、URL:https://www.netjapan.com/jp)は、仮想環境の機能を強化したバックアップ/ディザスター・リカバリーソリューションの新版、「ActiveImage Protector™ 2018 Update Virtual Edition」(読み:アクティブ・イメージ・プロテクター2018アップデート、バーチャル・エディション)を、2019年5月23日から出荷開始します。
今回リリースするActiveImage Protectorでは、新たに「HyperAgent™」という機能を追加しました。
HyperAgentはバックアップ対象の仮想マシンにエージェントをインストールすることなくバックアップ(以下、エージェントレス・バックアップ)できますので、仮想環境ホストへの負荷が大幅に軽減され、構築にかかわる時間も短縮されます。従来のエージェントをインストールして仮想マシンのバックアップをおこなう(以下、エージェントベース・バックアップ)も引き続き使用でき、どちらでも、同一ホスト上の仮想マシンのバックアップは台数無制限です。
さらに新版では、ActiveImage ProtectorでバックアップしたイメージファイルのマウントがiSCSI経由でできるようになりました。これにより、即時ブートやファイル復元をより安定しておこなうことができ、ネットワーク経由でマウントしたイメージを参照できるようになります。
新機能
- エージェントレスバックアップ機能のHyperAgentを搭載
- HyperBack(バックアップ機能):Hyper-VやVMwareなどのハイパーバイザー上の仮想マシンを、ホストやゲストマシンに、エージェントやアプリケーションをインストールすることなくバックアップ可能です。Hyper-Vの仮想マシンの増分バックアップでは、独自開発の方式、あるいはWindows 10/Server 2016以降のHyper-Vで使用可能なRCT(Resilient Change Tracking)を選択可能です。また、複数の仮想マシンを一括してバックアップできますので、ActiveImage Protector独自の重複排除圧縮がより効率的になり、バックアップ容量を大幅に抑えることができます。
- HyperRestore(リストア機能):従来のエージェントベースあるいは今回のエージェントレス・バックアップのイメージファイルを同じ、または別の仮想マシンに復元可能です。別タイプのハイパーバイザーにも柔軟に復元可能です。
- HyperStandby(仮想スタンバイ機能):バックアップイメージを仮想環境上の「仮想スタンバイ(待機)マシン」として待機させることにより、元のサーバーに障害が発生した場合には、この仮想スタンバイマシンを起動させて、即座に(実測値で2分程度)復元できる機能です。ネットジャパンの従来のvStandby AIPと同等の機能です。
- HyperBack(バックアップ機能):Hyper-VやVMwareなどのハイパーバイザー上の仮想マシンを、ホストやゲストマシンに、エージェントやアプリケーションをインストールすることなくバックアップ可能です。Hyper-Vの仮想マシンの増分バックアップでは、独自開発の方式、あるいはWindows 10/Server 2016以降のHyper-Vで使用可能なRCT(Resilient Change Tracking)を選択可能です。また、複数の仮想マシンを一括してバックアップできますので、ActiveImage Protector独自の重複排除圧縮がより効率的になり、バックアップ容量を大幅に抑えることができます。
- バックアップ作成したイメージファイルを、iSCSIターゲットに
ActiveImage Protectorでバックアップ作成したイメージファイルは、iSCSIターゲット化することによって、ローカル及びネットワーク上にある任意のiSCSIイニシエータからローカルディスクとしてマウントすることができます。万が一サーバーに障害が発生した場合には、マウントしたディスクをHypervisor上の仮想マシンに直接アタッチすることによって、即時ブート、運用再開ができます。 - シームレスリストア
iSCSIマウントしたイメージファイルからブートしている仮想マシンをVMware vMotionのストレージ移動機能を使って、本番環境のストレージにシームレスにデータを移動して、リストアを完了できます。 - バックアップ作業終了後にオフライン
バックアップが終わると自動的に保存先を遮断する機能が追加されました。ランサムウェア等のウイルス攻撃があった場合でも保存先を安全に隔離するネットジャパンのImageIsolate™技術で、サイバー攻撃からサーバーを守ります。 - 新しいスケジュールの指定方法を追加
特定の月の特定の曜日にバックアップを実行するようにスケジュールを設定できます。例えば、5月の第二土曜日、8月の最終月曜日など、業務などで定期的な更新が特定の曜日にあるような場合、精度の高いバックアップをおこなうことができます。
エージェントレスバックアップを使うメリット
- 仮想環境ホストマシンへの負荷を大幅に軽減
エージェントレス・バックアップでは、個別の仮想マシンへのエージェントのインストールは不要で、重複排除圧縮などの負荷のかかる処理はバックアップ対象マシンではなく別のマシンにインストールしたHyperAgentがおこないます。ホストやゲストマシンのCPUやメモリの負荷は最小限となります。 - 重複排除圧縮がさらに効果的に
各仮想マシンにインストールをおこなうエージェントベース・バックアップでの重複排除圧縮の効果は、実行している1台の範囲内に留まりますが、複数の仮想マシンを一括して扱えるエージェントレス・バックアップではより多くの重複を排除でき、更に効果的に容量を節約できます。
ActiveImage Protectorの主な機能
- ハードディスクをまるごとOS/アプリケーション/ファイル/設定の全てを含めて丸ごとオンラインで高速バックアップ
- 高速な増分バックアップ
- 重複排除圧縮機能(IDDC)
- バックアップイメージの暗号化
- SQL Server、Oracleのオンラインバックアップ
- バックアップのスケジュール化と世代管理
- ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
- ファイル/フォルダー単位の復元
- 仮想スタンバイ可用性ソリューションにより障害発生時には即座に再稼働可能
- バックアップイメージが確実に起動できる状態であることを即座にテストするBootCheck™機能
- オフサイトレプリケーションが可能なために、災害復旧対策として使用可能(ImageCenter™使用)
製品情報とシステム要件
製品情報の詳細とシステム要件は、こちらをご参照ください。
販売価格
ActiveImage Protector 2018 Update Virtual Editionの価格は、198,000円(1ホストライセンス、税別)です。
ActiveImage Protector Virtual Editionの年間サポートサービスの契約をしているユーザーに対しては、新版へのアップデートを無償にておこないます。
お問い合わせ先、商標
- 本プレスリリースに関するお問い合わせは、(株)ネットジャパン マーケティング部までお願いします。
E-mail:NJ_mark@netjapan.co.jp - お客様からのお問い合わせ先は、(株)ネットジャパン 法人営業部までお願いします。
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