ActiveImage Protector バージョン 3.5 リリース
(株)ネットジャパンがバックアップと同時に重複排除をおこなう次世代のディザスターリカバリーソリューションを5月10日から出荷開始
2012年5月8日
(株)ネットジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:蒋 冠成)は、仮想/物理環境向けに最適なディスクイメージングバックアップ/リカバリーソリューションの新バージョン、「ActiveImage Protector 3.5」(読み:アクティブ・イメージ・プロテクター3.5、以降、ActiveImage Protector)を、2012年5月10日から出荷開始します。
(新バージョンでは、日々爆発的に増える大容量データの問題を解決すべく、イメージングバックアップソフトとしては初めて(*)のバックアップ時の「重複排除圧縮機能」を追加し、従来製品に比べて保存先の消費容量を大幅に抑えることができるようになりました。
また、レプリケーション先としてWebDAVをサポートしているオンラインストレージに対応し、クラウド環境へのバックアップイメージの保存が可能になりました。 今回バージョン3.5としてリリースされるのは、仮想環境向けにVirtual Edition、物理環境向けにServer Edition、Desktop Editionの3製品です。
製品リリースの背景
昨年の震災以降、喫緊の課題となっているのがDR(ディザスターリカバリー=惨事復旧)です。多くの企業が求めているのは、クラウド対応のバックアップソリューションやDRサイトの待機データ更新のためのレプリケーションを、バックアップ容量を抑えながらも安価で実現できるソリューションです。また、バックアップ容量を抑える技術として重複排除が注目を集めています。しかし、バックアップと重複排除を同時におこなうことはシステムのパフォーマンスを著しく低下させる、ということが定説になっているため、バックアップと重複排除を分離し、別途、重複排除機能を実装した比較的高価なストレージを購入する手法が一般的です。
ActiveImage Protectorの新バージョンでは、独自のテクノロジーで、システムのパフォーマンス低下を極小化しながら、バックアップ保存先の消費容量も縮小化することができるようになりました。これにより、バックアップ速度の維持と重複排除圧縮によるサイズ縮小の両立を実現した上、高価なストレージの購入も不要となります。
バージョン3.5での新機能
- 保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮機能
イメージングバックアップ製品で初めて(*)バックアップ時にデータブロックの重複を排除する機能を実装しました。ボリュームやディスクをバックアップ時にインラインで重複排除圧縮したイメージファイルの作成が可能です。重複データが大量にある仮想環境やアップデートを長期間繰り返してきた環境で、ActiveImage Protectorを使えば、それらの重複部分を効率的に排除できます。イメージファイルの圧縮率は劇的に高くなり、保存先の消費容量を大幅に節約(**)できます。 - マルチディスクイメージファイル機能
さらに「重複排除圧縮機能」の効果を高めるための「マルチディスクイメージファイル」を採用しました。 従来はボリュームまたはディスク単位でイメージファイルを作成していましたが、作成するバックアップイメージファイルを1つにすることで、より効果的に重複排除圧縮をおこなえます(***)。 - VMware ESXi 5のコールドバックアップに対応
ESXi 5ホストストレージをコールドバックアップできます。VMFSでも使用ブロックのみを対象とするスマートセクターと重複排除圧縮をおこないますので、必要最小の容量でバックアップできます。また、ストレージごと復元すればESXiホストが起動しますので、仮想インフラ全体の復旧時には高速なリカバリーを提供します。 - クラウド環境に適応するWebDAVへの対応
バックアップイメージを複製するレプリケーション機能の保存先として、WebDAVに対応したオンラインストレージを選択できるようになりました。クラウド上のストレージにバックアップイメージを転送できますので、保存先のコストダウンと利便性の向上が期待できます。
(*)当社調べ
(**)当社の検証結果では、元サイズのデータから約50%まで容量を縮小できました。
(***)当社の検証結果では、重複排除圧縮機能をおこなった時から更に5%圧縮されました。
ActiveImage Protectorとは
ActiveImage Protectorは、セクターベースのディスクイメージングによるバックアップ/リカバリーツールです。レガシーマシン(Windows 2000 Serverなど)から、最新の物理/仮想のWindows/Linuxマシンまで、大規模から小規模システムに関わらず、幅広い環境において柔軟に対応できるように設計されています。使い方も簡単ですので、習得のための時間は不要で、専門知識がなくても安全、確実にバックアップ/リカバリーができます。既に数多くの企業に導入され、ディザスターリカバリーツールの一角を占める製品として高く評価を受けています。基本機能は、以下の通りです。
- システムを稼動したままでOS、データ、アプリケーションを含むディスク全体をバックアップ(ホットイメージング)
- 製品CDを使ってコンピューターをCD起動し、シャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップ(コールドイメージング)
- 使用済みセクターのみをバックアップする“スマートセクター技術”による高速なバックアップ
- 変更部分だけをバックアップする高速な増分バックアップ
- 増分/差分バックアップをまとめるコンソリデーション(合成)バックアップ
- バックアップシリーズファイルを1つにするユニファイド(統合)バックアップ
- 既存の管理ツールと組み合わせて自動化できるコマンドライン実行
- セクターベースのディスクイメージングによる高速で確実な復元
- Windows PEベースの復元環境のため、多彩なストレージデバイスに対応
- バックアップタスクの負荷調整ができるスロットリング機能搭載
- 不良セクタースキップ機能
- ディスク間コピー機能
- ベアメタルリカバリー(BMR)を短時間で実行
お問い合わせ先 / 商標
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